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プロフィール

KATIE

Author:KATIE
職業:普通に勤め人(SE)
属性:ツインテール+絶対領域
さらに狭めるなら、金ツ黒リが最萌だがそれを上回るフィーナ様の魅力には流石としか言い様がありません(笑)

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旋律その1『降臨』
――――かつて、戦争があった・・・・・・
       無限の宇宙(うみ)へ飛び立ったはずの人が今また母なる星(だいち)に向かう。
        だが、それは誰もが望んだ姿では無かった・・・・・・

漆黒の闇に光が明滅し、その輝きが増える時、命もまた消え去った・・・
それが続くこと5つと幾百の年の彼方・・・

度重なる死の輝きと共に戦争は幕を閉じた。
しかし、遺されたのは冷たい宇宙と埋められない溝・・・・・・
・・・・・・そして、喪ったものは果て無きソラへ旅立った『理想』と『希望』だった・・・


旋律その1『降臨』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「・・・で、その後どうなったんだっけ?」
「うーん、それが詳しくは解らないんだそうだ。文献そのものが散逸しているらしくて・・・」
「じゃあ何のために最終巻がない物語なんて本にしたんだろうね?」
「『戦争は悲劇だ』って後世の人に伝えたかったからじゃないかな。
月学概論の要所ではいつも戦争のことが出ているし・・・」

5月の夕暮れ、放課後の通学路でこんな会話が聞こえてくる。
その日の月学概論で先生が語った物語が妙に印象に残ったせいか、図書館から本を借りたのだが、
何故かその本は「完結されていない物語」だったのだ。

最初はよくある空想物かと思ったが、所々で何か訴えかけるモノがあって気がついたら引き込まれていた・・・
当事者の一人朝霧達哉はそんな感想を持った。

タイトルは『調和を願う交響曲』抽象的であるが、逆に「らしい」と云える表題とも詠める。

「達哉も変わったものに興味もつよね~」
「まあな・・・兄さんの影響かな?」
「あ、そういえば和真(かずま)さんって今週帰ってくるんだっけ?」
「ああ、先月便りがあって、先週で契約が終わったそうなんだ。今回は暫く家に居られるみたいだ」
「そうなるとまた賑やかになるね。兄さん、和真さんには構いたがるし・・・」
「その被害をまともに受けるのも俺なんだがな・・・」
「あははは・・・・・・ゴメンね」
「気にしてないよ。兄さんが帰ってきて嬉しいのは俺も同じだし、仁さんにとっても弟みたいなんだろう?」
「・・・・・・3年前でも和真さんのほうが余程『お兄さん』らしいわよ・・・ハァ」
自分の兄の甲斐性の無さに溜息をつく菜月だった・・・


「あれあれ~?相変わらず仲が宜しいですな~」
「み、翠!?」
「遠山?」
そんな二人の後ろから声を掛けてきたのはクラスメートの遠山翠。吹奏楽部のエースといえる存在だ。

「だ~か~ら!私と達哉はそんなんじゃないって!」
「・・・墓穴掘っているぞ、菜月」
「え?あああああああ!?」
そう認識した菜月の顔は既に真っ赤。『瞬間湯沸かし器』の異名は伊達ではないといったところ・・・

「で、二人して何の話していたわけ?」
「別に。ただ、今日の月学概論の話から兄さんの話になっただけ」
「あれ?朝霧くんってお兄さんが居たんだ?菜月のなら分かるけど・・・」
「こっちに帰ってくるのは3年ぶりだよ・・・忙しい人だから」
「ふ~ん・・・寂しくないの?」
「そりゃ、寂しくないって言ったら嘘になるけど・・・毎月手紙は送ってくるし、定期的に連絡しているしな。
兄さんのこと考えると、心配は掛けたくないよ」
「へー・・・優しいんだ。そのお兄さん」
「・・・・・・そうだな。場合によっては厳しい人だけど・・・」

「じゃ~ね、お二人さん♪」
「ああ、また明日な」
「ばいばい、翠!・・・そういえば、和真さんの帰省って何時だったっけ?」
翠と分かれて、再び二人での通学路を歩く達哉と菜月。
「それが今週中としか連絡が無くて。手紙だと契約の終了だけ書いてあった・・・
案外どっかの温泉に行ってるかも」
「あ~・・・あの人って、趣味がジジ・・・じゃなくて渋いから」
「・・・フルートと釣りはともかく、『湯治と座禅』ってどうかと思うぞ・・・」
「ま、まあ・・・らしいけどね;」

=================================================================

「ただいま~」
「おかえりなさい、お兄ちゃん」
日課であるトラットリア左門でのバイトを終え、帰宅した達哉を妹の麻衣が出迎える。
「姉さんは?」
「うん、今お仕事の電話とかで手が離せないみたい」
「そっか・・・姉さんも相変わらず忙しそうだな」
二人の『姉』穂積さやかは月王立博物館の館長代理を務めている。『月王立』という文字だけでも
この地球では特異な立場であり、ましてや其処の『長』となれば、相応の責務が発生する。
このように仕事の話が長引くのは日常茶飯事だった。

「そうだよね。和お兄ちゃんからも手紙が来てから連絡ないし・・・」
「帰りに菜月とも話していたけど、兄さんのことだから湯治かお土産買いに道草食ってるだろうな」
「あはは・・・和お兄ちゃんだもんね」
「ごめんね、麻衣ちゃん・・・あら、達哉くんおかえりなさい。あ、そうそう・・・」
電話が終わったのかさやかもリビングに入ってきたので夕食になる。

「それで姉さん、食事前に『二人に話がある』って言っていたけど、何?」
「うん・・・二人にはお知らせがあります」
「「うん」」
「私たちに家族が増えることになりました!」
「「・・・・・・え?」」
「だから・・・私たちに家族が増えることになりました!!」


「「・・・・・・エエエエエエエエエっ!?」」

「どどどど、どうやって!?」
「お姉ちゃん、結婚するの!?子供できたの!!」
「え?」

「ええええええ~!?」

「っちちち違います!!結婚なんて影も形も・・・こ、ここ子供!?」
「・・・・・・姉さん、落ち着いて」
姉のあまりの仰天振りに冷静になった達哉が突っ込む。

「・・・というわけで、今度我が家でホームステイを受け入れることになりました」
「ホームステイって、つまりはあの海外の人とかを泊めるあのホームステイだよね?」
「そう、滞在中は家族として・・・」
「ちょ、ちょっと待ってよ姉さん!!」
自分でも驚くぐらい大きな声で達哉が立ち上がる。
「達哉くん?」

「確かに姉さんはこの家の大黒柱だけど・・・だけどこれって大事なことだろ!
兄さんも出かけているのにどうしてそんなことを勝手に!!」
「お兄ちゃん・・・」
「・・・ごめんなさい。今更言っても言い訳にしかならないけど、
色々事情があって、話せなかったの・・・本当にごめんなさい」
「あ・・・・・・俺のほうこそごめん。別に・・・ホームステイそのものが反対というワケじゃないんだ。
ただ、相談にしてもらえなかったのと・・・頑張っている兄さんが居ない間にそんな大事なことを
俺たちだけでどうこうして良いのかなって思って・・・」
「・・・そうね。和真くんにも話しておかないといけないわね。でも・・・」
「今は連絡取れないんだよね・・・携帯も繋がらないし」
「事後承諾になっちゃうけど・・・ま、兄さんなら了承してくれるかな。
それで、そのホームステイの人って、いつ来るの?どこの人?」
「それはね・・・」

「いってきま~す・・・」
先ほどの内容を反芻するが・・・どうにも要領を得ない。
そりゃそうだ・・・何しろホームステイの相手が月のスフィア王国のお姫様というのだから、
納得しろというほうが難しい。
『月』というだけでも現実離れしているのに、ましてやその国でもっとも偉い人が来るなんて
言ってもドッ〇リとしか説明のしようが無い・・・

気がついてみれば、いつもイタリアンズの散歩で連れて来る物見の丘公園に足が向いていた。
「麻衣なんて、暫く放心状態だったし・・・兄さんにも何て言えばいいんだ?
・・・まあ、兄さんは警護の仕事とかで多少は慣れているだろうけど・・・・・・」
そう呟き、天上で輝く月を見上げる・・・
「・・・・・・遠いよな、38万キロか・・・・」
世界中を飛び回っている兄でさえ5万キロだから、その7倍以上の距離だ。見当もつかない。
「お姫様か・・・・・・どんな人なんだろう?」
そんなことを考える。現実味がなくとも明日にはその『お姫様』が我が家に来るのだ。
考えないほうがおかしいだろう。

以前読んだ、ファンタジーの中に出てくるお姫様・・・豪奢な衣装に身を包み
、艶やかな髪を惜しげもなく広げる姿。ありきたりといえば、ありきたりな想像だ。
だが、仕方が無い。実際見たことが無いのだから。

ふと、達哉の視界に何かが飛び込んでくる。

いやまるで『月の光に自然に映り込む』といったほうが適切と言えるほど・・・



『その存在』は・・・・・・神秘的であった・・・

『・・・・・・・・』

=================================================================

翌日・PM3:15・満弦ヶ崎中央連絡港市中央駅前・・・
「・・・・・・懐かしいな・・・変わっていないな。まあ、3年かそこらじゃ変わらないか・・・」
そう言って降り立った青年の表情は穏やかな笑顔だった。
身長は180cm弱ながら、全体的に締まった体、容姿は色素が濃い黒髪を軽くムースで梳かしただけの
シンプルな髪型に濃い群青の瞳・・・服はシンプルながら相応に金が掛かった上質なジャケットと
紺色のネクタイ、濃いブラウンのパンツ。
左肩には使い込まれた皮製の大きいボストンバック、そのバックから突き出ている二本の棒状の布袋。
・・・パッと見は「旅行帰り」ニ見るのが普通だろう。

「さて・・・飯はどうするかな?久しぶりに左門の食事にありつくのも良いが・・・
手伝わされるのは勘弁したいな・・・ん?」
ふと、青年の視界に『何か』が飛び込んでくる

=================================================================
PM9:15・朝霧家・・・

その日のバイトを終え、帰宅した達哉を待っていたのは・・・
「・・・で、これが今の男手の達哉です」
「あ、初めまして・・・朝霧達哉です」
「初めまして、ミア・クレメンティスと申します」
(ずいぶん小さなお姫様だな。それに・・・何だかシンプルと言うか・・・)

さやかからの指名で自己紹介をする達哉の前には小柄な少女が居た。背も麻衣より更に低くて・・・
正直『お姫様』にしては、地味だと思った。だが・・・親しみが持てそうな感じだ。

「これから、どうぞよろしくお願いします、ミア姫様」
「へっ?えええ!!」
挨拶を受けた少女が目を丸くして驚きの声を上げる・・・

「ぷっ・・・ふふふ、達哉くん違うわよ」
「お、お兄ちゃん・・・あはは」
「え?いや、だって・・・」
「あ、わたしは姫様の身の回りの御世話を勤めさせていただいています!」
「え?そ、そうでしたか・・・・・・・」
彼女・・・ミアの説明に達哉は思わず赤面してしまう。
「お兄ちゃん、お姫様なら・・・」
そういうと麻衣は庭を指し示す。

其処には・・・・・・

「・・・初めまして達哉様。スフィア王国第一王女フィーナ・ファム・アーシュライトと申します」
正真正銘の『お姫様』がいた。
透き通るような白い肌、月光に反射して輝く銀髪、強い意志を示す翡翠の瞳、
その姿を引き立てる蒼いドレス・・・
正に物語の世界からそのまま現れた存在といっても過言ではない。
「・・・・・・・」
「本日よりこちらでお世話になります。以後、よろしくお願いします」
「・・・くん。達哉くん!」
「え?は、はい!?」
「達哉くん、挨拶挨拶」
「あ、あああ朝霧達哉です!こ、この度はこのような所にお越しいただき・・・」
「お兄ちゃん、私と同じこと言っているし~」
「な・・・」
「そんなに畏まらなくても宜しいですよ」
「は、はい・・・」
穴があったら入りたい・・・そう痛感してしまう。

「ただいま~」
「お、お邪魔します・・・」

「あ、和お兄ちゃんだ」
「どなたですか?」
「はい、私たちの『もう一人の家族』の和真くんです」
「声からすると男性のようですが?」
「あ、今紹介しますね~」
そう言って麻衣が玄関に向かう・・・

「・・・久しぶりだな、麻衣。また大きくなった・・・って、どうした?」
「・・・お」
『お?』



「お兄ちゃんが、女の人連れ込んできたあああああああ!?」

「「え?・・・えええええええええええええええええ!!!?」」


「どうしたんでしょう、姫さま?」
「さあ・・・」

旋律その1『降臨』 fin



次回『思わぬ邂逅~金髪少女はりんご娘!?』に続く

あとがき

という訳で作ってしまったよあけな・・・というか
『オーガストSS・白銀の舞姫~金色の歌姫』
略して「ひめひめ」!!

達哉「その略称はどーなんだよ?」

まあ、気にするな。出来ればもう少し綺麗なネームが欲しかったが現時点ではコレが限界だ。
フィーナ様FCの有志に応援求む・・・

達哉「他力本願だな~。。ま、このSSにしても
そもそもKATIEさんに押し付けるのが前提だもんな」

・・・そーとも言うorz
今回はよあけなのメンバーと和兄さんことオリキャラ『和真』
そして『彼女』の登場を書いたのだけど・・・

達哉「展開は・・・まあ、『あちら』のお約束ということか・・・」

あのドタバタ劇が好きだからな・・・次回は和真と『彼女』の出会い編を

達哉「ところで『彼女』以外の人も来るのか?」

それは、以降のお楽しみです!!

----
ということで、旋律その1『降臨』掲載ですー^^
銀狼さん、お疲れ様でしたですね。
私自身とても興味深く楽しく読ませていただきました。
では・・次回まで、しばしのお別れでっす♪
2007.04.07(Sat)  明け瑠璃SSCOMMENT(4)TRACKBACK(0)TOP
コメント

お姫様が2人もやって来たー!!
これはなにやら嵐の予感?で間違いないですか(苦笑
オリキャラの和真と達哉との関係とか、姫様同士の何かとか
いろいろ期待できるようなプロローグですごく次が~


とにかく、次回まで楽しみにしてます♪
TMくん 2007.04.07(土) 01:09 URL [編集]


ひ・・姫様が二人!?
しかもオリキャラまで混ぜて話が破綻してないところがスゴイ・・・
サスガですww
続きが気になる~ww
イグニシア 2007.04.07(土) 21:18 URL [編集]


まずはお読みいただき、まことにありがとうございましたm--m>挨拶

>TMくんさん
ご感想多謝であります♪
>これはなにやら嵐の予感?
はい、間違いなく『嵐を呼ぶぜ!!』by勇0特急マ〇トガ〇ン
・・・・・・な展開になるかと(苦笑)

やっぱり「あちらのお姫さま」を絡めるとなるとチト無理が起こりますが、そこの所は追々解決していきたいところです。
あとはフィーナと如何にして接せるべきかも・・・課題は山積みですが(汗)

オリキャラ和真と達哉の関係は・・・・・・麻衣同様『普通の兄弟(兄妹)ではない』とだけ申し上げときます。

>イグニシアさん
ご感想ありがとうございます~♪
正直オリキャラを入れるのは二次創作としては諸刃の剣なのですが(オリキャラ出張過ぎると白ける→原作ファンが納得しない)
頑張って『オーガストワールド』に組み込めるよう描いていきたいと思います。

続きは現在執筆中ですので、どうか優しく見守って頂ければ幸いです。
銀狼 2007.04.09(月) 07:07 URL [編集]


私も感想を書かないとなりませんよ~^^

フィーナ:「私の美しさは、泣けますよ」
レティ:「私、参上!?」
和真:「俺に、釣られちゃったのは金色の歌姫」
とか言っている場合じゃない無いんですが(笑

なんか面白いですね、管理人が記事に対してコメント付ける
っていうのは新鮮で、いいですねー♪

えっと、オリキャラには賛成でっす。
というかレティを誰が連れてくるんだ!っていうのもありますし(笑)
一人でひょっこりと、トラットリアの前でお腹を空かせているのも、
まぁレティっぽいと言えばそれまでですが、あんまり・・ねぇ。。
姫様なんだし・・プリホリっぽくであれば、やっぱり誰かが連れて
くるっていうのが良いと思いますよ。
ホント、上手く融合しているなぁって印象で、これからのお話が
楽しみでなりませんね。あまり推測して書いちゃうと、ネタとかぶる
恐れがあるので書きませんが・・話は膨らむ一方です(笑)

改めてお二人を見ますと、甲乙付けがたいほど可愛いくって
性格は違えど魅力はどちらもいっぱい・・そんな二人と一緒なのか・・
もっとも羨ましいのは達哉君ですよねぇd(^-^)<軽怒

私も全力全開!次回も頑張りますー(・o・)/
KATIE 2007.04.09(月) 09:43 URL [編集]



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